メールは自動で自分BCC

いまや連絡手段は何個もあって、電話番号があれば電話もショートメッセージもできます。

電話番号がなくてもFacebookなら名前だけで探せます(見つからないようにしている人はいますが)。Facebookメッセンジャーでテキストのやり取りも写真も、音声通話もできます。
chatworkチャットワークでもGoogleハングアウトでもLINEラインでもwechatウィチャットでもSkypeスカイプでもzoomズームでも、Mac製品ならFaceTimeフェイスタイムでも、顔を見ながらの通話ができます。

メールアドレス不要!という方もいますが、やはり事務業務にはメールは使います。
正式な連絡手段、証拠、そういう、すこしきちんとしたものとしての役割があります。

私が普段メールをやり取りするときは必ず自動で自分宛にBCCされるようにします。
BCCとはブラインドカーボンコピー。
カーボンコピー!カーボン!もう使ったことのある人の方が少ないかも!?と思わせる複写方法。手芸の時使ったことがあるかもしれません。黒い紙を間に挟んで強く書く、あれです。領収書にすら、あと黒い紙を見なくなってしまいましたが。

なぜ、BCCするかというと、私のやり取りするメールは私個人のメッセージではなくて、会社へのお手紙だからです。私のお返事は会社の代表としてのお返事だからです。
そして、すべてのメールは、その会社の社長や責任者やスタッフが転送を受け取っています。
そのメールアドレスの送受信のすべてのやりとりは責任持って私が行います。
しかし、私の送信文も受信トレイに届かないと、他のスタッフには、そのやり取りが追えません。
私のタイピングミスも、曜日間違えも、連絡ミスも筒抜けです。それもこれもすべてのメールを共有です。その緊張感を持っています。

かといって「ミスがないように」と縮こまってメールはしません。機械的な事務的な内容だけではなく、かなり踏み込んで、自分が出てしまっています。
「先日のお怪我治りましたか?」
「Googleのアカウント設定をこうすると、こうなるので安心材料が増えると思います」
など、会ったことがなくても、メールの内容で個別にパーソナリティはありますから、お伝えできることは、追伸メッセージすることもあります。

仕事としての役務や責任として、お伝えしていいことと、教えてはいけないことの範囲は厳格に守ります。
そういう意味で、友達のように振る舞う訳ではありません。しかし親しみを持って優しくしている意識はあります。

失敗したら社長や責任者に怒られます。謝ります。お客さんが怒っている時もあります。怒りの原因を取り除くようメールや電話をするのです。こちらのミスは謝ります。私のミスではなくて会社の誰かのミスでも私が謝ります。お客様は会社に期待していた分、残念で怒っているのですから、会社に期待があるので、それに答えてあげると喜んでくれます。

ただそれだけです。

BCCをするのは、逃げも隠れもせず、事務局をする私の覚悟であり、私個人の身を守る方法でもあります。



歌って踊る事務番長 Office A

小さな会社の事務番長のために

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