社員教育は業務時間内にやるべきか?

 

私の結論から先に言うと、YESです。 

店舗などの場合は営業時間と業務時間は別に設定されていると思いますが、わたしが言いたいのは、社員にとっての業務時間内。

研修やミーティングは業務時間内に行うべきだと思っています。 

この感覚は創業メンバーやオーナー社長など「投資」が先で仕事を考える人々と、被雇用者、社員、雇われ社長など自分を「提供」していると考える人々で正反対の立場になると思います。 

多くの社長は時間外に研修せよ、時間内は仕事してくれ、勉強は自分の時間でやるものだ、と思っています。 

一方、雇われている側は、それを学ぶのも会社のためなので、会社の時間でやりたい、頑張るから!と思っています。 

しかし、私はどちらの立場も経験し、いまは社長や経営者的立場になっている上で、なお「時間内」を強く推奨します。 

これは、マッサージ師さんや、講師業の方々が、予定の時間より延長したらサービスになり、喜ばれると思っているのと通じます。 その延長は喜ばれていません。 お客様はむしろ、困っています。 次の予定がある、時間が長いと体調に影響するなど、本当に困っています。 しかし好意で良いことと思ってくれているのは伝わっていますので、文句はあまり言いません。 

逆に時間通りに終わるととても喜ばれます。美容室や病院など、終了時刻を伝えてその通りに終わると本当に喜ばれます。 時間通りに終われないのは、先生の準備不足、段取り悪さ、能力の低さに見られます。はじめの契約を違反したともみなされます。 

義務教育の学校で、1年のカリキュラムが終わらなかった場合、みなさんはどのように思うでしょうか?昔は教師を信頼きすべてお任せと思っていたのでしょうが、近頃は大クレームの元となるそうです。 私は、社員研修を時間外に行うこともこれと同じだと考えています。 社員に知識と技術を与えてあげるのも時間内であればこそ価値が高いのであって、満足度と成果がともに上がります。 マッサージも同じです。 セミナーも同じです。 そのように思っています。 

今日、中華料理屋さんで隣にいた男性二人が、まさにこんな会話をしていました。 「お盆でお客さんもあんまり動かないからって、金曜日の夜に営業会議とか社内会議設定するんですよ、休ませないってことっすよ(ハ〜)」 社長や研修を用意する側の気持ちと、裏側に行ってしまっていませんか?

せっかくの愛情と時間とお金。 ぜひ、時間内に設定してください。

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